一番上のおねえちゃんがお友達の騎士さんとお城に行ってきたそうです。そして、ソコで
大きなオニギリを拾ってきました。
「これね エルニウムというモノなの。ぎんちゃんにあげるから売ってお小遣いにしてもいいのよ?」 おお~♪ ぎんはお姉ちゃん達のお古や武器を借りて、ときどき狩りに行くのです。でも、あんまり稼ぎがよくありません。コレを売れば、なにかステキな武器が買えるかも!
さっそくお店を開いて、オニギリを売るコトにしました。どんな看板出そうか、いくらで売れるか、みんなも悩むと思うけど。やっぱし、ぎんも色々考えてるのです。ほいで、コレで売ることにしました。
おにぎり屋さん(梅干入り)
美味しそうだから、きっとすぐに売れるハズ。
周りより価格を少し安めにして空いてる場所で立ちんぼ開始。そうしたら10分ぐらいで買ってもらえました。
こうして、ぎんに少しのおこづかいが出来ました。このお金で買えそうな装備を探して、街の中をウロウロ~ウロウロ~
ザンネンだけど、武器や鎧を買うにはお金が足らないみたい;
う~ん('_'*) でも、せっかくのおこづかいです。ぎんはナニカが欲しくてたまりません。もっかい街の中をウロウロ~ウロウロ~ 何度も往復したせいで、足が棒のように痛くなってしまいました。それに喉も渇きました。
なにか飲み物はなかったかなぁ? カートの中にあったのは、オレンジジュース。でもコレは人間は飲めません。
コレを売ればミルクが買えたかしら? ミルク屋さんを探してキョロキョロしていると、通りがかった人から声をかけられました。
「 ねえ、ソレ 売り物でしょ? いくらなの?」 商人のぎんを見て、露天中と勘違いしたようです。いくら?と突然聞かれても、初心者商人のぎんは、すぐお返事ができません。口をパクパクしていたら、その人は自分のカバンから、見たことないモノを出してきました。
「値段が決められないの?じゃあ、少しお金を足して、このタマゴと取替えっこしない?」 「タマゴ? なんのタマゴ?」 ツヤツヤと光ったタマゴからは、なんだか甘くて暖かな香りがしてきて、抱っこしたいな・・・って気持ちになってきます。
「中にサベージベベが入ってるんだよ。正しい飼い方はペット屋さんで聞いてごらん?」 ぎんはいつのまにかタマゴを受け取っていました。
コレ・・・あまいミルクのにおいがする・・・(^^*) はじめてのおこづかいで、ぎんはおおきなタマゴを買ったのです。
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