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ぎんねこ商人にっき

名声無いけど夢はある。
 

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2024/04/20(Sat)01:10

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ぎんねこと迷宮の森 その①

2007/08/04(Sat)11:40

 う~ん;う~ん;

 沢山の本を目の前に、ぎんは大きなため息をひとつ。
それは三日前のコト。ジュノーで開かれたちぇりー先生のセミナーで、ぎんはひとつのお約束をしていました。



「ハイ、ハーイ!><ノ じゆう研究して報告するネ!」

 初めて参加したセミナーが、あまりにも楽しくって 思わず宣言しちゃったのです。
 でも、ぎんは『研究』なんてしたことがありませんでした。
なにから始めたらいいのか?サッパリ見当がつかないのです。

 う~ん;う~ん;・・・・ウウ~ン;;
 
 参考にしようと沢山の本を読んでみたけど
 ジュノーの経済について? ジュピロスの地下都市について? なんのコトだろ?
 どうやら『研究』って とっても難しいみたい・・・

 「 楽しみにして待ってますね^^」
 
 あの日、微笑んでたちぇりー先生の顔が浮かんできます。

  真似ッコすればいいのかな? 
 
 少しだけ簡単そうな本をひらいて、書き写そうとしたけれど・・・・

 ダメダメ>< だってちぇりー先生はジュノー図書館でイッパイ本を読んでいるのだもん
 すぐにバレちゃう

 それに・・・ズルッコは良くないよね? 

 ため息をつきながら、図書館からの帰る途中 ぎんはゲフェンでお弁当を食べるコトにしました。
 場所はお気に入りの展望台です。

 空中に浮かぶ階段を一個ずつ上っていくと・・・あらら?
 誰か先客がいて、望遠鏡を覗いているようです

 「 あ~ ちぇりーせんせーだ! 」
 「 こんにちはぁ^^ ぎんねこちゃんも、ここでお弁当ですか? 」

 
 クルンと振り返ったちぇりーさんの目に、望遠鏡の輪っかの跡がクッキリ! ずいぶんと長い間、眺めていたようです。

 「 なにを見てたですか? 」
 
 「 何か面白そうな謎が残っていないかな?と^^
   研究に煮詰まって、悩んでいる時は、ここで望遠鏡を見て過ごすのです」

 
 ふ~ん('_'*)
 
 悩んでる、と言ってる割には、なんだか楽しそう。先生の目はキラキラしています。

 「 どうして研究家になったの? 研究って楽しい? どうすれば研究は上手にできるの? 」

 「おやおや^^ さては、ぎんねこちゃんも悩んでいますね? 自由研究が進まなくて困っているのでしょう?」

 
 「 どーして判ったの!?>< 」 
 
 ちぇりーさんはウインクしながら、ぎんのお弁当を指差しました。
 
 「 何故なら、美味しそうなお弁当が半分も進んでいないからです 」 
 
 ・・・・たしかに; このところ、ぎんは食欲が落ちて お姉ちゃん達にも心配されてしまいました。
 
 「 ぎん ほんとうは『研究』ってしたコトがないの。 だから、報告のお約束守れないかも・・・ 」

 
 白状しちゃったぎんに、ちぇりー先生は頷きながら尋ねました。
 
 「 じゃあ、どうして「研究しよう!」って思ったのかしら? 」
 
 それは・・・・
 
 「 だって、楽しそうだったから(' '*) 」

 「 私も、同じだったんですよ^^ 
   伝承や昔語り、今に残る史実 少しずつでも調べていって、もっと色んな事が解った時・・・・楽しくて嬉しくて仕方ないのです 」

 
 そういえば、セミナーでお話していた先生は、あの会場の誰よりも楽しそうでした。
 
 「 そして、もっと探したくなるのです。
  ほかの不思議なもの・・・謎なもの。さぁ、一緒に望遠鏡を覗いてみましょう? 」
 
 
 ちぇりーさんに促されて、ぎんも望遠鏡に目を当ててみました。
 
 「 なにが見えますか? 」
 
 レンズの向こう側、ぎんの視界一杯に緑の森が入ります。これは、どっちの方向なのでしょう?
 ルナちゃんが見える・・・ファブルもいる・・ブロンテラの森かな・・あ、アレって?
 
 「 せんせぇ 森の奥に門が見える。でも、街の門じゃないみたい 」
 
 「 森の奥に門。あぁ、それはきっと『迷宮の森』の入り口ですね 」

  
 
迷宮の森??
 
 
 ああ、ちょっとだけなら、ぎんも知っています。ブロンテラの西北には、迷路になっている森があって遭難する人が後を立たないので、国が門を作って注意を促してるって。
 
 「 迷宮の森の謎については、学生時代に調査した事があるのですよ。ですが、はっきりと解らないのです。謎です・・・」
  
 迷子になるのが面倒だから、ぎんは一度も入ったコトがありません。
 
 「 ぎん・・・行ってみようかしら 」
  
 おお!と、ちぇりー先生が歓喜の声を上げました。
 
 「 調査してみてくれますか!? いまだに解明されていない謎の森。
   なぜワープしてしまうのか?そして、なぜ多くの生き物が生息しているのか? 
   さあ、そうと決まれば調査の準備ですよ!手伝わせて頂きます^^
   早速、準備をしに行きましょう! さあ♪」
 
 
 「 待って待って、お弁当まだ食べてないです>< あぅ、ちぇりー先生~ どこ行くの?? 」  

 興奮したちぇりーさんに、グイグイと腕を取られ、ぎんはカードごと引きずられます。
 
 うわぁ・・><  なんだか忙しくなってきましたよ??
 
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No.17|ぎんねこ日記Comment(2)Trackback

Comment

迷宮の森

2007/08/05(Sun)01:07

 わくわく^^どきどき!続きが気になるるるっ~!

No.1|by 夜空|URLMailEdit

いらっしゃいませ こんばんは!

2007/08/05(Sun)01:28

ついにいらっしゃいましたね 
コメントありがとうございます。
気になる続きは・・・あと10日ほどお待ちください。登場しますよ?
また来てくださいねー(^^*)

No.2|by ぎんねこの分身|URLMailEdit

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