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ぎんねこ商人にっき

名声無いけど夢はある。
 

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2017/05/27(Sat)15:09

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ぎんねこと迷宮の森 ~最終話~

2007/08/30(Thu)20:08

 
ぎんの目の前に、とつぜん現われた女の子
 
ひとり・・ふたり・・さんにん?
・・・よにん?・・・いえいえ、もっといっぱい!
 
あっという間に周りを囲まれて、ぎんの泣きベソも止まってしまいました。
 
 「 泣いてるー 」
 「 泣いてるぅ 」
 「 泣いてるねぇ 」

 
 女の子達の声がコーラスみたいに重なります。

 「 どーする? 」
 「 どうしよっかぁ? 」
 「 どうするの~? 」

 
 みんな顔を寄せ合って、なにやら相談を始めましたよ?

 「 遊んであげるー? 」
 「 仲間にいれよっか? 」
 「 一緒に遊ぶの~? 」

 
 女の子たちはクルリと振り向くと、全員で大合唱

 「 大 賛 成~~!! 」
 
 一斉にワァ~っと寄って来ると、物珍しげにぎんのカートに手を突っ込んで、次々と荷物を取り出していきます。

 「 コレなぁに? 」
 「 なんだろ これえ? 」
 「 これチョウダーイ 」


  わ、わ、わ チョット待って~

 取り出された火種を見て、ぎんはステキなことを思い出しました。

 「 あのねっ これでキャンプファイヤーをしようと思ったの 
   一緒にしよう? 」


 ぎんは、ちぇりー先生に教わったキャンプファイヤーの説明を始めます。

 「 薪をイッパイ組んで、火を焚いて みんなで周りを囲むの 」

 薪を並べて積み上げて、その中に火種を放り込むと、途端に勢いよく炎の柱が昇ります。
 暗かった森の中が パァアッと明るくなりました。
 火の周りを囲んで ゲームが始まりましたよ





 「モノ真似♪まねっこ~よーいどん♪・・・アルゴス!」

 最初に叫んだ子が、アルゴスの真似をしながら歩きます
 どうやら、しりとりみたい

 「 す・・す・・スモーキー!」

 次の子が両手を曲げて滑稽なポーズで歩きます。

 「 き~き~・・えーと・・キャラメル!」

 今度は、しゃがんで手足を伸ばしたり縮めたり・・・

 「 るー・・るなてぃっく~♪ 」

 しゃがんだまま、ちょっと飛び跳ねて 頭の上で両手を伸ばして・・・
 次はぎんの番です

 名前が『ク』で始まる、迷いの森で見かけたモンスターは?
 えーーと・・えーと

 「 く?・・・グリズリー? 」 
 
 ドッと歓声が上がりました。
 
 しまった! は違う言葉です

 「 まちがえたぁ>< 」 
 
 少し小さくなった炎の中から
 なにやら、ほんわりと甘い匂いが漂ってきましたよ?

 「 だぁれ?お芋いれたのー; 」

 いつの間にか放り込まれたお芋を取り出すと、アチアチの焼き芋になっています。

 キャンプファイヤーって、お芋を焼いたりするのかな?;
 
 「 でも美味しいねー 」
 「 ねー^^ 」
 「 ねー♪ 」

 
 みんな嬉しそうに、フーッフーッと頬張りました。

 「 楽しいねー 」
 「 ねー^^ 」
 「 ね~♪ 」

 
 お腹も満ちて落ち着いた頃、ぎんは ふと尋ねました。

 「 みんなのおうちはどこ?森の中に住んでるの? 」

 質問した途端、みんなの顔色が曇りました。やがて、隣に座ってた子が真剣な表情で打ち明けます。

 「 あのね・・秘密なの。人間に教えちゃいけないんだって。
   秘密を教えたら、アタシタチ森に居れないの 

 
 ニンゲンに教えちゃいけない・・? 

 ・・・・あ!!
 
 チロチロと燃える火に反射する女の子の瞳は、ぎんとは違う異種のモノです。

 「 じゃあ、ぎんがまた森に来たら みんなと会える?
   いっしょに遊べる? 」

 
 「 ・・・・わかんない 」

 
 不思議な瞳の女の子たちは、淋しげにつぶやきます。

 「 逢えるかも知れない 」
 「 もう逢えないかもしれない 」


 「 アタシ達、ずっと森に居るけど 同じ人と逢えたコトがないの 」

 夜空を見上げた一人が、ふっと思い出したように立ち上がりました。

 「 そろそろ 次の場所へ行かなくちゃ 」

 その言葉を合図に、みんなも立ち上がります。

 「 出逢えた記念に・・コレあげるね♪」

 一番背の低い女の子が、ぎんの手に何かを乗せてくれました。
 それは紫色した小さなリボン


 みんなは、そろって一本の樹の脇を通っていきます

 「 さようなら 偶然会えたトモダチ 」
 「 さようなら~ 思い出のトモダチ 」
 「 さようなら 秘密のトモダチ♪ 」

 
 みんなの姿が霧のように消えた後、ぎんも、そっと呟きました。

 「 ありがと・・・・森のお友達 」
 
 手の中に残された小さなリボンを握り締めて、ぎんは しばらく佇みます。
 もうニギヤカな笑い声も足音も気配も感じられません。

 辺りはまた、静まりかえり 闇の中に落ちていきました・・・・




 
 朝、目が覚めて ぎんは黙々と調査を続けます。

 さあ 最後のSpeedポーション、一気にゴクリと飲んで いよいよラストスパート
 スタイナー・コーコー・ホルン
 
 今度は右の道へ
 ロッカー・ウルフ・ポポリン
 
 次は左奥のエリアへ
 マーティン・ヨーヨー・ダスティネス
 
 もう一度手前の茂みから
 サベージ・アルゴス・スネイク

 地図の全てを完全網羅! 

 「 終わった・・・はふッ>< 」
  

 さあ、ちぇりー先生と教授にご報告です。


※----※---※---※---※---※----※



 「 フム これが現在、に生息する生き物の分布図なのだね? 」
 「 私が調査に入った頃と 若干変わっていますね。
   ほら、このエリアとこのエリアです~ 」
 
 
 ぎんが書き込んだ森の地図を囲んで、教授達が話しこんでいます。

 結局、4日間のキャンプで ぎんは何かを新しく発見することが出来ませんでした。見つけたと言えば、ひとつだけ・・・

 ぎんの脳裏に あの女の子達の姿が浮かび上がります
 
 森で出会った、不思議なあの子達のコトを打ち明けようかな・・?

 でも、あんな不思議な話、誰が信じてくれるでしょう?
 それに、もし信じてくれたとしたら?

 そうです。 もしソレが大発見だったなら?
 
 大勢の研究者達が押しかけて あの子達を探し回り、追いかけ回すでしょう 

 そんな騒ぎになったら・・・・?


     
アタシ達 森に居られなくなるの


 「 ぎんねこちゃん? 」 
 
 はッと我に返ったぎんは、慌てて頭を振りました。髪に乗せた、あの思い出の紫リボンも激しく揺れます。

 「 イッパイ準備してくれたのに、ぎん なぁんにも発見できなかった; 」
 
 「 あらあら>< こんなに細かく調べてくれたじゃないですか? これは立派な資料ですよー? それに・・・ 」

 ぎんの頭をチラリと見たちぇりー先生が、自分の首に巻いたキツネの襟巻きを引っ張りました。

 「 なぁんにも・・・では ありませんね? 」
 
 
 そのキツネのシッポには、紫色のリボンが巻いてあるではありませんか!?

 「 ちぇりー先生! ソレって、ソレって・・・・! 」  
 
 先生の人差し指が ぎんの声をストップ

 「 シーー・・です^^」 
 
 ウォッホン! 

 咳払いをした教授が、ニンマリと微笑んで近寄ります。

 「 ぎんねこ君。
   歴史愛好家にとって、もっとも大切なものは何だと思うね? 」


 教授は着ているジャケットの裏側を ヒラリ・・・
 そこには おなじ紫色のリボンが・・・!
  
 ウィンクしながら、教授はぎんに耳打ちします。

「 ロマンじゃよ  ロ・マ・ン  」
 
 わぁッ♪ ><




【友情出演】・・・高レベル一次職のみなさん
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No.23|ぎんねこ日記Comment(4)Trackback

Comment

公開おめおめ~^^

2007/09/02(Sun)02:12

 ゲームだけのROを飛び出しての冒険日記^^次回もとっても気になります!マイペース更新でがんば~♪

No.2|by ファラオ帽の夜空|URLMailEdit

次回のネタが・・・・;

2007/09/02(Sun)11:39

夜空さんのお名前、チョット出してみましたよ
気付いてくれたかな?
次回作のネタを探して、当分うろうろする予定です
コメント書いてくれると、とても嬉しいし楽しみにしてくれる人も居るのだな~♪と頑張れます
ありがと!!

No.4|by ぎんねこの分身|URLMailEdit

うんうん^^

2007/09/09(Sun)01:23

 「夜空」って単語が出てきてドキっとしたのはナイショナイショw

 自分のブログにも物語風の記事を書いてみたいけど・・・ーー;上手くかけるかちょっと心配

 あっ!それとこちらからブログリンクしますよよよ~^^問題があったら教えてください♪~

No.5|by 夜空|URLMailEdit

お返事遅れました

2007/09/10(Mon)00:20

リンクありがとうー
どうぞよろしくです
どれどれ、さっそくお邪魔します(じゃーんぷ!)

No.6|by ぎんねこの分身|URLMailEdit

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