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ぎんねこ商人にっき

名声無いけど夢はある。
 

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2017/06/28(Wed)12:39

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ぎんねこと砂漠のヒツジ

2007/10/28(Sun)16:10

 キラキラキラ・・・

 ('_'*)?
 
 それに気が付いたのは、ぎんがモロクにお買い物来た帰り道のコトです
 北門から、お外の向こうで 何かがキラリキラリと輝いています
 
 何が光ってるのかしら? 

 キラキラ・・・

 ・・・・行ってみよう!
 
 門を出ると、辺りは一面の砂漠地帯。その中央にある小さなオアシスの付近に、数人の人影が見えました。
 どんどん近づくと、アルケミストさん達が輪になって話しあっているようです。

 その輪の傍に、キラキラの正体がありました。

 ヒツジのホムンクルスです。
 光ってるホムンクルスは余り見かけない珍しい生き物。ぎんは近くで見たくなって、その人達に挨拶します。

 「 こんにちわぁ('0'*) キラキラひつじさん見せてくださいな 」
 「 はぁい? 」

 
 飼い主らしいケミさんが振り返った時、その後ろで ポンっ!と何かが現われましたよ?
 
 !?
 
 赤くて、茶色くて 丸い物体
 緑色の手がクネクネと動くその姿は・・・・・

 「 モンスター・マンドラゴラだッ あぶない! 」
 
 すかさずソドメを振りかざしたぎんを アルケミストさんが慌てて止めました

 「 ちがうちがう! これは マンドラゴララ13号
   私が作った人工植物なの~ 」

 
 人工植物?('_'*) 
 


 クララさんという名のアルケミさんが、ぎんに説明してくれました。

 野生のマンドラゴラの生体研究をして、アルケミストさんが開発した植物。野生と人工の最大の違いは、人を攻撃しないコトんですって・・!

 「 もっと品種改良を繰り返して、ゆくゆくは、この砂漠地帯に巨大なオアシスを作るのが夢なの 」

 へええ~ すごい('0'*) 
 
 そういえば、いっつも叩いてるけど マンドラゴラをじっくり観察した事がありません

 「 もっと近くで見てもイイですか? 」
 「 どうぞ どうぞ♪ 」


 近寄っても、マンドラゴララ13号は攻撃してきません。いつもなら、ビシビシ叩いてくる触手をうねらせているだけ。
 ぎんは、どんどん顔を近づけていきます
 あの巨大な口の中は どうなっているのでしょう?
  
  あッ!
 「 きゃ!? 」
 
 ぎんの目の前が、真っ赤に染まりました
 体がクルリと回転したかと思うと・・・

 
どっすん!

 
 イタタタタ★
 
 あれれ? ぎんは、どーしたちゃったのでしょう?
 周りには誰もいません。と、いうよりも あたりは真っ暗です。

 ・・・みんなドコ?
 
 遠くからクララさんの叫び声が聞こえてきました。

 「 きゃあ~ 商人さんが落ちちゃったーッ 」 
 
 ('_'*) ぎん、落ちちゃったの?  ドコに落ちちゃったの?
 
 慌てて立ち上がろうとしたけれど、足元がグラグラ揺れて立って居られません。とても柔らかくて、暖かな地面です
 クララさんの声は、どうやら頭の上の方から聞こえるみたい

 「 たいへーん! マンドラゴララ13号の中に商人さんが落っこちたわ><」

 えー! ココってマンドラゴラのお腹の中!?
 
 頭上から聞こえる声が増え始めました。時折り光が漏れて明るくなるのは、マンドラゴラが口をパクパクさせているからでしょうか?
 ようやっと立ち上がったぎんは オロオロと出口を探します。でも、まったく判りません;

 「 どこから出ればイイですかー? 」
 
 大声で叫んだけれど、こちらからの声は外には届かないようです

 「 救出方法は無いのか! 」
 「 そ、そこまで研究は進んでいません! 」
 「 どうするんだ? コレ・・・; 」
 「 斧持ってこい! いや、誰か火炎瓶持って来い」
 「 ハイハイハーイ!ボクがアシッド投げます! ボク得意ですッ 」
 
 「 ばかばかばかッ>< 中に入ってる商人さんごと燃えちゃうでしょ! 」


 ・・・・・・;
 なんだか 物騒な相談が聞こえてきますよ;?

 手探りで恐る恐る這っているとクララさんが悲鳴をあげました。
 
 「 キャーッ 待ちなさいッ てんちゃん! 」   
 ん?('_'*) 
 
 どっすーん!
 
 ぎんの上に 何かが降ってきましたよ??
  
 イタタタタ★☆

 目を白黒させていると、なにか暖かくて柔らかいモノが ぎんのホッペを舐めています
 よ~く見てみると・・・・

 「 キラキラのひつじさんだ~ 」
 


 頭上では ますます騒ぎが大きくなっています

 「 テンちゃんまで落ちちゃった! 」
 
 あれあれ?>< ヒツジさんまで落ちてきちゃったみたい
 お外では、みんな心配してるけど 心細かったぎんは、ちょっとホッとしてきました。

 「 ひつじさんは、テンちゃんっていうの? 」
 「 め~♪ 」
 「ふうん(^^*) ワタシ、ぎんよ 」
 
 
 それにしても、ココは どんな風になっているのでしょう?

 「 暗いね~ よく見えないね~ 」
 「 めめめ~♪ 」
 
 
 ぷるぷるッと体を震わせて てんちゃんが更に光り輝きます。
 おぉ♪ ちょっと明るくなって、辺りが見えてきましたよ?

 薄桃色のゴワゴワした壁、ぷにょぷにょの床。
 すこし揺ら揺らするのは、触手をくねらせてるせいでしょうか?

 「 脱出口を一緒にさがそ? 」 
 
 
ちゃぷんッ

 
 おや?足元から水音が聞こえます。よく見ると、おおきな水溜りがあるではありませんか
 ぎんはしゃがんで、その水溜りに指をいれてみました。

 「 なんかヌルヌルするねえ?('_'*) コレなんのお水だと思う? 」 
 
 洋服で擦っても、指のヌルヌルは取れません。それどころか、擦った洋服の部分に、が開いてしまいました。
 
 なんで穴が開いちゃったの?? このヌルヌルは、お水じゃないの? 

 「 はやく助け出さないと、マンドラゴラの胃液で二人とも溶けちゃうぞ! 」
 
 頭上からの声に、ぎんは慌てて後ずさりです。
 
 え? ぎんとてんちゃん、このお水で溶けちゃうの? 
 どぉしよう!?


 「 てんちゃぁああん(TT) 」 
 
 クララさんが泣き出した声が聞こえてきました。それに応えるように、てんちゃんも鳴きだします。
 
 めぇええ! メメ~ メ~>< 
 
 何とかしなくちゃ! 何か道具は無かったかしら? 
 
 カートの中を探し出したぎんをみて てんちゃんが鼻を摺り寄せてきました。
 お腹がすいたベベちゃんがご飯を催促するのと同じ行動です。

 「 お腹すいたですか? ん~ 何かご飯があるかなぁ; 」

 さっきモロクの料理材料のお店で いろいろ買ってきたばかりだけど・・・・
 ぎんが手にしたのは、黄色い香辛料です。

 コレって、ホムンクルスのご飯にならないよね;

 ご飯と勘違いした てんちゃんが前足を上げてぎんの手から香辛料を取ろうとします

「 ダメだよ コレ、ちょっと辛いんだから・・・・・ ん?? 」
 
 確か、ここは マンドラゴラのお腹の中だって言ったっけ??

 ぎんは てんちゃんから ちょっと離れて 香辛料を足元に撒いてみました。
 
 さらさらさら~ ぱっぱっぱ!

 どうでしょう?
 
 なんの変化もありません

 「 じゃあ もう一箱 」
 
 さらさらさら~ ぱっぱっぱ!

 てんちゃんも匂いに気が付いて、慌てて後ずさりしています

 「 えーい みんな撒いちゃえ! 」
 
 ぱっぱっぱっぱぱ・・・ばさーッ!
 
 ぎんは買ってきた香辛料を全部、ぶちまけてしまいました。
 すると・・・・

 急に温度が上がって暑くなってきましたよ?

 壁を沢山の汗?が流れています。どんどん赤く染まっていくのが判ります

 グォ・・ゴオオ・・ウウオオオオ
 
 奇妙な音が鳴り響きます

 「 マンドラゴララが震え出したぞ? 」

 外でもマンドラゴララの異変に気が付いたようです


 よーしッ コレで どうだ!

 ぎんはトドメの赤い香辛料を取り出すと 周りの壁にふりかけました


 ぐぉおおあああああ!! びゃああああああ???


 一瞬、目の前が明るくなった途端
 ぎんはてんちゃんと共に、なにかに持ち上げられて 空中へと放り出されました

 
ひゅ~~ん ボッチャーーン!!


 うわああああ?? 

 

 気が付くと、ぎんは水の中に座っていました

 でも、今度は見覚えのある砂漠の風景です

 「 そ、そと出られたんだ・・? 」
 
 隣では 嬉しそうにてんちゃんが水遊びをしていますよ

「 ハッくしょん!くしょん! ふッ ふたりとも無事なの?
 くしょん>< 」


 クララさんが盛大なクシャミをしながら駆け寄ります。

 遠くでは 赤や黄色の辛子を撒き散らすマンドラゴララ13号を止めようと アルケミストさん達が奮闘しています

「 ハックション! ご、ごめんなさい>< はくしゅッ 」


 モロクの北門は数時間封鎖され、ぎんはこってりお説教されちゃったけど、てんちゃん達とお友達になれたし

 まあ イイかな♪ (^^*)


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No.27|ぎんねこ日記Comment(2)Trackback

 予告

2007/10/21(Sun)00:38


 ひさしぶりのぎんねこ日記!

 公開予定は10月28日
 
 タイトル 『 ぎんねことキラキラひつじ 』
                 ゲスト出演者 ??&???
 どうぞ よろしくです♪

No.26|ぎんねこ日記Comment(0)Trackback

観に来てくださってる皆さまへ

2007/09/22(Sat)22:06

ぎんねこの分身です
ROのアチラコチラで、いつもお世話になっております
今月 まったく更新してなくてゴメンなさい

「 ネタつきたかー? 」
「 早くもブログ閉鎖かー? 」


などと面白がられてるとは心配されてると思いますが
私本人が チョット疲れてまして
書く気力が薄くなってまして

秋になるとメランコリック かつ アンニョイ な気持ちになってしまうもんですから
一本の話を仕上げるのに、一週間近くかかる遅筆さんなもんですから

ああ・・言い訳ダラダラですが
もし よろしければ、もうチョットだけ気長に待っててください;

遊びに来てね!と誘っておいて申し訳ないです


No.25|ぎんねこ日記Comment(2)Trackback

ぎんねこと迷宮の森 ~最終話~

2007/08/30(Thu)20:08

 
ぎんの目の前に、とつぜん現われた女の子
 
ひとり・・ふたり・・さんにん?
・・・よにん?・・・いえいえ、もっといっぱい!
 
あっという間に周りを囲まれて、ぎんの泣きベソも止まってしまいました。
 
 「 泣いてるー 」
 「 泣いてるぅ 」
 「 泣いてるねぇ 」

 
 女の子達の声がコーラスみたいに重なります。

 「 どーする? 」
 「 どうしよっかぁ? 」
 「 どうするの~? 」

 
 みんな顔を寄せ合って、なにやら相談を始めましたよ?

 「 遊んであげるー? 」
 「 仲間にいれよっか? 」
 「 一緒に遊ぶの~? 」

 
 女の子たちはクルリと振り向くと、全員で大合唱

 「 大 賛 成~~!! 」
 
 一斉にワァ~っと寄って来ると、物珍しげにぎんのカートに手を突っ込んで、次々と荷物を取り出していきます。

 「 コレなぁに? 」
 「 なんだろ これえ? 」
 「 これチョウダーイ 」


  わ、わ、わ チョット待って~

 取り出された火種を見て、ぎんはステキなことを思い出しました。

 「 あのねっ これでキャンプファイヤーをしようと思ったの 
   一緒にしよう? 」


 ぎんは、ちぇりー先生に教わったキャンプファイヤーの説明を始めます。

 「 薪をイッパイ組んで、火を焚いて みんなで周りを囲むの 」

 薪を並べて積み上げて、その中に火種を放り込むと、途端に勢いよく炎の柱が昇ります。
 暗かった森の中が パァアッと明るくなりました。
 火の周りを囲んで ゲームが始まりましたよ





 「モノ真似♪まねっこ~よーいどん♪・・・アルゴス!」

 最初に叫んだ子が、アルゴスの真似をしながら歩きます
 どうやら、しりとりみたい

 「 す・・す・・スモーキー!」

 次の子が両手を曲げて滑稽なポーズで歩きます。

 「 き~き~・・えーと・・キャラメル!」

 今度は、しゃがんで手足を伸ばしたり縮めたり・・・

 「 るー・・るなてぃっく~♪ 」

 しゃがんだまま、ちょっと飛び跳ねて 頭の上で両手を伸ばして・・・
 次はぎんの番です

 名前が『ク』で始まる、迷いの森で見かけたモンスターは?
 えーーと・・えーと

 「 く?・・・グリズリー? 」 
 
 ドッと歓声が上がりました。
 
 しまった! は違う言葉です

 「 まちがえたぁ>< 」 
 
 少し小さくなった炎の中から
 なにやら、ほんわりと甘い匂いが漂ってきましたよ?

 「 だぁれ?お芋いれたのー; 」

 いつの間にか放り込まれたお芋を取り出すと、アチアチの焼き芋になっています。

 キャンプファイヤーって、お芋を焼いたりするのかな?;
 
 「 でも美味しいねー 」
 「 ねー^^ 」
 「 ねー♪ 」

 
 みんな嬉しそうに、フーッフーッと頬張りました。

 「 楽しいねー 」
 「 ねー^^ 」
 「 ね~♪ 」

 
 お腹も満ちて落ち着いた頃、ぎんは ふと尋ねました。

 「 みんなのおうちはどこ?森の中に住んでるの? 」

 質問した途端、みんなの顔色が曇りました。やがて、隣に座ってた子が真剣な表情で打ち明けます。

 「 あのね・・秘密なの。人間に教えちゃいけないんだって。
   秘密を教えたら、アタシタチ森に居れないの 

 
 ニンゲンに教えちゃいけない・・? 

 ・・・・あ!!
 
 チロチロと燃える火に反射する女の子の瞳は、ぎんとは違う異種のモノです。

 「 じゃあ、ぎんがまた森に来たら みんなと会える?
   いっしょに遊べる? 」

 
 「 ・・・・わかんない 」

 
 不思議な瞳の女の子たちは、淋しげにつぶやきます。

 「 逢えるかも知れない 」
 「 もう逢えないかもしれない 」


 「 アタシ達、ずっと森に居るけど 同じ人と逢えたコトがないの 」

 夜空を見上げた一人が、ふっと思い出したように立ち上がりました。

 「 そろそろ 次の場所へ行かなくちゃ 」

 その言葉を合図に、みんなも立ち上がります。

 「 出逢えた記念に・・コレあげるね♪」

 一番背の低い女の子が、ぎんの手に何かを乗せてくれました。
 それは紫色した小さなリボン


 みんなは、そろって一本の樹の脇を通っていきます

 「 さようなら 偶然会えたトモダチ 」
 「 さようなら~ 思い出のトモダチ 」
 「 さようなら 秘密のトモダチ♪ 」

 
 みんなの姿が霧のように消えた後、ぎんも、そっと呟きました。

 「 ありがと・・・・森のお友達 」
 
 手の中に残された小さなリボンを握り締めて、ぎんは しばらく佇みます。
 もうニギヤカな笑い声も足音も気配も感じられません。

 辺りはまた、静まりかえり 闇の中に落ちていきました・・・・




 
 朝、目が覚めて ぎんは黙々と調査を続けます。

 さあ 最後のSpeedポーション、一気にゴクリと飲んで いよいよラストスパート
 スタイナー・コーコー・ホルン
 
 今度は右の道へ
 ロッカー・ウルフ・ポポリン
 
 次は左奥のエリアへ
 マーティン・ヨーヨー・ダスティネス
 
 もう一度手前の茂みから
 サベージ・アルゴス・スネイク

 地図の全てを完全網羅! 

 「 終わった・・・はふッ>< 」
  

 さあ、ちぇりー先生と教授にご報告です。


※----※---※---※---※---※----※



 「 フム これが現在、に生息する生き物の分布図なのだね? 」
 「 私が調査に入った頃と 若干変わっていますね。
   ほら、このエリアとこのエリアです~ 」
 
 
 ぎんが書き込んだ森の地図を囲んで、教授達が話しこんでいます。

 結局、4日間のキャンプで ぎんは何かを新しく発見することが出来ませんでした。見つけたと言えば、ひとつだけ・・・

 ぎんの脳裏に あの女の子達の姿が浮かび上がります
 
 森で出会った、不思議なあの子達のコトを打ち明けようかな・・?

 でも、あんな不思議な話、誰が信じてくれるでしょう?
 それに、もし信じてくれたとしたら?

 そうです。 もしソレが大発見だったなら?
 
 大勢の研究者達が押しかけて あの子達を探し回り、追いかけ回すでしょう 

 そんな騒ぎになったら・・・・?


     
アタシ達 森に居られなくなるの


 「 ぎんねこちゃん? 」 
 
 はッと我に返ったぎんは、慌てて頭を振りました。髪に乗せた、あの思い出の紫リボンも激しく揺れます。

 「 イッパイ準備してくれたのに、ぎん なぁんにも発見できなかった; 」
 
 「 あらあら>< こんなに細かく調べてくれたじゃないですか? これは立派な資料ですよー? それに・・・ 」

 ぎんの頭をチラリと見たちぇりー先生が、自分の首に巻いたキツネの襟巻きを引っ張りました。

 「 なぁんにも・・・では ありませんね? 」
 
 
 そのキツネのシッポには、紫色のリボンが巻いてあるではありませんか!?

 「 ちぇりー先生! ソレって、ソレって・・・・! 」  
 
 先生の人差し指が ぎんの声をストップ

 「 シーー・・です^^」 
 
 ウォッホン! 

 咳払いをした教授が、ニンマリと微笑んで近寄ります。

 「 ぎんねこ君。
   歴史愛好家にとって、もっとも大切なものは何だと思うね? 」


 教授は着ているジャケットの裏側を ヒラリ・・・
 そこには おなじ紫色のリボンが・・・!
  
 ウィンクしながら、教授はぎんに耳打ちします。

「 ロマンじゃよ  ロ・マ・ン  」
 
 わぁッ♪ ><




【友情出演】・・・高レベル一次職のみなさん

No.23|ぎんねこ日記Comment(4)Trackback

ぎんねこと迷宮の森 その③

2007/08/18(Sat)20:58

 
 プロンテラの西から歩いて、ぎんは迷宮の森の門の前に辿り着きました。
 初めて入る森の中。いったい何が待っているのでしょう 



 恐る恐るアーチの下をくぐります。アーチの向こう側は、プロの森と何ら変わりは無いように見えました。
 一度後ろを振り返ってから、また ゆっくりと進みます。
 ファブルが足元を横切っていきます。
 目の前をクリーミーが飛んでいきます。
 木々の間から、鳥のさえずりや風が渡る音が聞こえてきます。

 緊張していた身体から、ホッと力が抜けました。
 なぁんにも怖い感じがしませんよ?
 もう一度、後ろを振り返ってから歩き出したぎんは ギクリと足を止めました。
 
 あ・・れ・・?
 
 今 目の前に『赤いキノコ』があったのに

 あ・・れ・・?

 慌てて周りを見ると、ついさっきまでの景色とは違っていました。

 
迷宮の森の中は、ある位置からワープします。
 そして、それはランダムに起きるのです

 
 教授達が書いた『迷宮の森レポート』の出だしを思い出しました。
 つまり、一度歩いた場所には簡単に戻れなくなるのです。

 すーーー・・ は~~~ッ
 
 胸に手を当てて深呼吸
 ぎんの胸あたりに、可愛いお守り袋がありました。ちぇりー先生が渡してくれた蝶の羽が入っているお守り袋です。

 何があっても、この巾着は手放しちゃ駄目ですよ?^^
 そして、これがある限り ぎんねこちゃんは、無事に帰ってこれますからね?


 すーーーー・・・・ はぁ~ッ
 
 もう一度大きく深呼吸すると、ぎんの中から不安が少しずつ消えていくのが判りました。

 大丈夫! ぎんは ちゃんと森の中で頑張れる!

 チョットいきなり早いけど、オヤツ休憩をする事に決定です。甘いお菓子を食べれば、いつだって元気が出てくるのです。
 

 
※----※---※---※---※---※----※
 

 
 教授達が作った『迷宮の森マップ』と照らし合わせながら ぎんは少しずつ歩いていきます。
 調べ終わったエリア内には、目印に木に赤いスカーフを巻いていけばOK。この赤いスカーフの目印があれば、緊急時にハエで飛んでも大丈夫。
 
 赤いスカーフが一枚は 安全地帯
 赤いスカーフが二枚あれば チョット危険地帯
 赤いスカーフが三枚あれば お泊りする安全地帯

 生息しているモンスターをノートに書き込みながら、ぎんは注意深く先へと進んでいきます。何度か、おサル軍団にも襲われたけど大丈夫!ぎんは何だか、どんどん楽しくなってきましたよ?
 マップの書き込みを1/3埋めた所で、今夜の『お泊り地点』の確保に向かいます。いくつか候補を挙げていた地点までハエ飛びを繰り返して・・・

 ここだ~♪
 
 着地したのは、三叉になってるエリア。ここはルナティックとファブルしか見当らないポイントです。でも、いきなりハンターフライが飛んでくるかもしれません。大きな樹の下にカートを留めて、その後ろで隠れて様子を伺います。
 
 30分経過・・・60分経過・・・

 夕飯のお寿司を食べながら、いつでも飛べるように待機。
 
 2時間経過・・・どうやら本当に安全地帯の様子。太陽も沈んで、森の中は、どんどん薄暗くなっていきます。
 カートの上に燃えないカボチャランプを置いて、ぎんは早めに眠るコトにしました。

 「 明日、早く起きてがんばろう・・・ 」 
 
 
※----※---※---※---※---※----※


 二日目。
 朝日が昇ったと同時に目が覚めたぎんは、朝ごはんを急いで食べて さっそく調査を開始しました。
 
 黙々黙々、どんどんどんどん
 ポイントを確認して、モンスターを書き込んで
 
 黙々黙々、どんどんどんどん
 目印つけて こんどはアッチを調べてみて
 
 ノートの書き込みが増えていくのに合わせて、ぎんが胸に手をあてる回数も増えていきます。胸には、あの巾着袋。お帰り用の蝶の羽が入っています。

 「 ・・・・・・・・ 」
 
 一日が終わって戻ったお泊りポイントで、夕飯のピザを握り締めたままボンヤリ

 まだ真っ暗じゃないけど・・・眠ろうかな 
 そしたら明日が早く来るかも


※----※---※---※---※---※----※


 三日目

 「 あ、また ココに着いちゃった 」

 マップの半分以上を埋め終わった今日は、 
 まだ行ってないポイントへハエ飛びを繰り返しています。

 そういえば、オヤツ食べてないや・・

 オヤツどころか、お昼のご飯も食べていません。急いでマップ全部を埋めたくて、時間を惜しんで飛び回って調査していたのです。すっかりフラフラになった頃、森に夕日が沈み始めました。

 「 とりあえず何か食べなくちゃ; 」
 
 カートの中を探っていた手がピタリと止まりました。カートの隅っこに入れた憶えの無い荷物が入っています。
 桃色の小さな紙包み・・・表面に『 ぎんへ 』と文字が書いてありました。このまん丸い文字は、お姉ちゃんが書く字です。中には、青ポーションと万能薬が入っていました。

 「 ・・・お姉ちゃん('_'*) 」 
 
 よく見ると反対側にも紙包みが・・・この殴りつける様な文字は、モンお姉ちゃんが書いた字です。こちらにはキャンディが入ってます。

 「 モンおねえちゃん('_'*)・・・ 」
 
 思い出さないよーにしてたけど、ベベちゃんは何してるかしら?今頃、みんなも晩御飯を食べてる時刻です。いつもなら、お風呂に入ってポカポカになって、お喋りして過ごす時刻です。
 
 ・・・・・・・    
  
 食べかけの蒸し饅頭に、ポツンと濡れたモノが落ちました。 

 あ・・・いけない;

 ぎんは急いで、目尻を擦ると 大きな口を開けてお饅頭をパクン!と頬張りました。それなのに・・・・

 また 涙がポロン

 コシコシ! ぎんは慌てて目を拭きます。

 ぱくんッ ポロン・・コシコシ
 ぱくんッ ポロロン・・コシコシコシ

 拭いても拭いても涙が零れてきて・・・

 「 うぅ・・・ヒック・・ふぇ~ん 」
 
 間に合わなくなって とうとう、ぎんは泣き出してしまいました。


 
ガサッ

 
 ふいに目の前の茂みが大きく揺れました

 
ガサゴソソ!


 なぁに? モンスター?どうしよう??
 
 大きな黒い影が、目の前に立ちふさがります。
 逃げようとしたぎんは、その姿を見てビックリ!
 
 あれれ・・? 
 突然 茂みの中から女の子が現われましたよ??

No.19|ぎんねこ日記Comment(0)Trackback